1994年作品。90年代中盤以降のHIPHOPの礎を築いた大金字塔。 ヒップホップ史上最も革新的なプロデューサーのひとり、DJプレミアと、MCのGURUによるコンビ、1994年発表の4作目。92~93年頃からプレミアはプロデュース業が多忙となり、多数のヒップホップ・クラシックを輩出。90年代前半のプレミアは、DR.ドレと同様に絶対的な存在として神格化されていた印象があった。そんな多忙を極めるプレミアが、シーンの高まる期待を一身に受け、本丸のギャング・スターでリリースしたのが本作。それまでのギャング・スターの作品と比べて一際ハードコアで、何よりファンクだ。デビュー当初の、ジャズ・ヒップホップにカテゴライズされていた面影はここには無く、プレミアのビートはストリート臭丸出し、男臭いファンクネスを剥き出しで叩きつけてくる。常人では思いつかないループポイントの抽出や、ネタのチョップ&プログラミング...、この中毒性はDJやビートメイカーなら何時聴いても鳥肌もの、そして90SHIPHOPの一つの完成形がここに有る。 とにかくクラシック・チューンがズラリと並んだ凄いアルバムだ。ストリングスのサンプルが緊張感を増す「Code Of The Streets」、エキセントリックなシンセ音が飛びまくる「Brainstorm」、重いビートでグルーヴする「Tonz ’O Gunz」、ナイス&スムースをフィーチャーした「Dwyck」、エレピのループで渋くキメた「Mass Appeal」、ファンキーに跳ねる「Blowin Up The Spot」などなど、攻撃的で突き刺さるようなビートとダルなラップのコンビネーションは見事と言うしかない。
『HARD TO EARN』GANG STARR2枚組LP
★★★ UKオリジナル盤 ★★★
※マト盤末尾4面全て 01-1-1 D
1994年作品。90年代中盤以降のHIPHOPの礎を築いた大金字塔。
ヒップホップ史上最も革新的なプロデューサーのひとり、DJプレミアと、MCのGURUによるコンビ、1994年発表の4作目。92~93年頃からプレミアはプロデュース業が多忙となり、多数のヒップホップ・クラシックを輩出。90年代前半のプレミアは、DR.ドレと同様に絶対的な存在として神格化されていた印象があった。そんな多忙を極めるプレミアが、シーンの高まる期待を一身に受け、本丸のギャング・スターでリリースしたのが本作。それまでのギャング・スターの作品と比べて一際ハードコアで、何よりファンクだ。デビュー当初の、ジャズ・ヒップホップにカテゴライズされていた面影はここには無く、プレミアのビートはストリート臭丸出し、男臭いファンクネスを剥き出しで叩きつけてくる。常人では思いつかないループポイントの抽出や、ネタのチョップ&プログラミング...、この中毒性はDJやビートメイカーなら何時聴いても鳥肌もの、そして90SHIPHOPの一つの完成形がここに有る。
とにかくクラシック・チューンがズラリと並んだ凄いアルバムだ。ストリングスのサンプルが緊張感を増す「Code Of The Streets」、エキセントリックなシンセ音が飛びまくる「Brainstorm」、重いビートでグルーヴする「Tonz ’O Gunz」、ナイス&スムースをフィーチャーした「Dwyck」、エレピのループで渋くキメた「Mass Appeal」、ファンキーに跳ねる「Blowin Up The Spot」などなど、攻撃的で突き刺さるようなビートとダルなラップのコンビネーションは見事と言うしかない。
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